予想できない新感覚の“空の旅” 4つの候補地から行き先が決まるJAL「どこかにマイル」はどう使う? 実際に旅してみた
場合によっては半額以下かも!?お得なマイル数で特典航空券が手に入る
飛行機を使った距離や、提携するクレジットカードなどの決済額に応じて貯まる「マイル」を無料の航空券(特典航空券)に交換できる仕組みが、航空会社の「マイレージサービス」です。 【画像】これが、“旅ガチャ”JAL「どこかにマイル」です!写真で見る!(19枚) この特典航空券は、目的地が遠くなるほど、交換に必要マイル数が増えるのが一般的な仕組みですが、日本国内の日本航空(JAL)直行便なら、一定の条件のもと、どこでも7000マイルで往復の特典航空券に交換できるサービスがあります。 それが日本航空の「どこかにマイル」です。
日本航空は2016年に「どこかにマイル」と呼ばれるサービスを開始しました。このサービスは、旅慣れた世代から若い世代まで、幅広い層から人気を集めています。 通常、JALマイルを国内線エコノミークラスの往復航空券と交換する場合、距離に応じて8000マイルから2万マイルが必要です。例えば、羽田と福岡の往復航空券は、1万6000マイルで手に入れることができます。 どこかにマイルは、7000マイルという少ないマイル数で往復の飛行機に乗れるお得なサービスですが、利用する際の行き先はランダムに決定され、申込から3日以内にメールで通知されます。 そのため、帰省やライブの遠征など、計画的な移動に使うことはできません。ただし、行き先はすべての路線の中からランダムに選ばれるというわけではなく、ある程度自分で絞り込むことが可能です。 どこかにマイルを利用する際は、申し込みサイトから発着する空港と往復の日付、時間帯を指定します。するとJALが運行する路線の中から、行き先の選択肢が4つ表示されます。 そのまま申し込みに進めば、最終的な行き先が4つのいずれかに決定し、後日案内されるという仕組みです。 表示される4つの候補は、検索するごとに変化します。そのため、4つの選択肢が納得のいかないものである場合は、何回か再読み込みをして別の選択肢を表示することが可能です。 現在まで約8年間続くこのサービスは、どのような経緯で開始したのでしょうか。これについて、日本航空広報部の担当者は、次のように話します。 「お客さまの『少額のマイルで飛行機の旅を楽しみたい』『サプライズ、偶然の発見や予期せぬ幸運のようなワクワクを旅を通じて感じたい』というようなご期待に応えたいと考えました」 また、空席を効率的に利用する施策としての側面もあり、結果的に少ないマイル数でサービスを利用することが可能になっています。
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