21連敗中の愛媛にさらなる痛手「経験したことのない厳しい状況」主力2名の離脱発表
12月17日、B2西地区の愛媛オレンジバイキングスは、青木龍史が全治2か月の右第4中手骨骨折、大友隆太郎が全治3カ月の右肩鎖関節脱臼と診断されたことを発表した。 青木は愛知県出身の26歳。178センチ81キロのガードで、岩手ビックブルズ、大阪エヴェッサ、京都ハンナリーズを経て、今シーズン愛媛に加入。これまで23試合(うち12試合先発)に出場し、1試合平均26分12.0得点2.1リバウンド1.9アシストを記録。12月14日の鹿児島戦では3ポイントシュート8本を含む30得点を挙げていた。 大友は茨城県出身で30歳のフォワード。191センチ97キロの体格で、サイバーダイン茨城ロボッツ(現茨城ロボッツ)、滋賀レイクスターズ(現滋賀レイクス/練習生)、ベルテックス静岡を渡り歩き、今シーズン愛媛に移籍した。今シーズンは22試合に出場し、1試合平均25分のプレータイムで6.3得点1.0リバウンド0.9アシストを記録していた。 愛媛は現在クラブワースト記録を更新する21連敗中。両選手ともに多くの出場時間を与えられていたこともあり、チームにとっては大きな打撃となった。 今回の負傷離脱発表に伴い、クラブは公式サイト上で『チーム状況についてのご報告』として声明文を掲載。「開幕戦からメンバーが揃わない大変厳しい状況が続いており、それに伴い戦績も当初想い描いていたものとはほど遠い結果となっています。しかしながら、この状況を打開するべく、チームとして考えられる手立ては講じております」とコメント。日々声援を送るブースターへの感謝も示しつつ、「チームは前を向いて一つとなって歩んでいます。選手・スタッフの背中を後押しする、変わらぬバイクスへの応援を何卒宜しくお願い申し上げます」と呼びかけた。 クラブが掲載したコメントの全文は以下の通り。
■愛媛コメント全文
日頃より愛媛オレンジバイキングスへのご支援を賜りまして心より感謝申し上げます。 先ほどのリリースのとおり、今シーズン、開幕戦からチームの主力として活躍しておりました大友選手、青木選手が負傷により長期離脱することとなりました。この度の怪我については大変残念な結果であり、主力である二人の離脱はチームにとっては大きな痛手ではありますが、何より、予期せぬ怪我に見舞われた本人達が一番悔しい想いをしていることと拝察しております。復帰に向けてリハビリに励めるよう、チームとしても全力でサポートしてまいりますので、バイクスブースターの皆さまからも二人への温かい激励を頂ければ幸いです。 他の選手たちも、スターク選手はインジュアリーリスト入りによる長期離脱、俊野選手は11月30日の福井戦にて負傷、また、奥田選手はコンディションを調整しながらのプレーが続いている状況です。 今シーズン、開幕戦からメンバーが揃わない大変厳しい状況が続いており、それに伴い戦績も当初想い描いていたものとはほど遠い結果となっています。しかしながら、この状況を打開するべく、チームとして考えられる手立ては講じております。昨シーズン、加入後にチーム状況が上向く起爆剤となってくれたガドソン選手の加入に加えて、平選手、原田選手と将来性を感じられる選手も加入し、さっそくコート上で存在感を発揮してくれています。 クラブとしても、選手・スタッフも、これまでに経験したことのない厳しい状況が続いております。ですが、選手・スタッフは自分たちのバスケットを信じて、この厳しい状況を乗り越えるべく、むしろこのような状況だからこそチームとしてブレずに一丸となって、愛媛の皆さま、ブースターの皆さま、全てのステークホルダーの皆さまの想いにお応えするために、勝利を目指して戦い抜くことを誓ってくれています。 チームは前を向いて一つとなって歩んでいます。選手・スタッフの背中を後押しする、変わらぬバイクスへの応援を何卒宜しくお願い申し上げます。 最後になりますが、このようなチーム状況の中ではありますが、今季はほとんどの試合会場にて、収容率80%のご来場をいただき、どの会場も相当な盛り上がりをブースターの皆様に創っていただいております。改めまして、クラブ一同、感謝申し上げます。
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