【ホラー漫画】失踪した双子の妹から毎年送られてくる笑顔の写真… これは、妹から「ナニか」のメッセージ?残された姉の想いが「切ないすぎる…」【作者インタビュー】
双子の姉妹「のり」と「みち」。妹の「のり」は、五年前に失踪した。その後消息は掴めないまま、三年前から「のり」の笑顔の写真だけが送られてくるようになった。これは、消えた妹からの「元気だよ」というメッセージなのか?真実を見抜くカメラで、写真を写してみると、そこに写ったものは? 【漫画】本編を読む 今回はようら(@nw5dB8UL5z61936)さんが描くミステリー創作漫画「のこりもの」を紹介するとともに、制作の経緯を聞く。 ■言い表せない切なさが漂う本作には、作者の「好き」が詰まっている すべての謎が解けたとき、言いようのない切なさが漂うホラー作品「のこりもの」。読者からは「最後まで読んだ後に1ページ目の絵を見ると切ない」「才気びんびんって感じで凄く面白い、品の良いミステリー」といったさまざまなコメントが届いた。 作者であるようらさんは、小さな頃からチラシや折り紙の裏に延々絵を描いており「そのうち自分でキャラクターを作ってストーリーを思い浮かべながら描く…ということを小学生くらいからずーっとやっていました」と、漫画を描き始めた頃のことを教えてくれた。 本作「のこりもの」を描くに至った経緯について「『双子』の話が描きたいなぁと思ったのが始まりだった気がします」と話すようらさん。本作以外にもミステリー要素の高い作品を多く描く理由について、「『謎めいたもの』が大好きでして、まずは自分が知りたい、解き明かしたいと思うようなものを話に組み込んでいます」と制作に関するこだわりについて教えてくれた。 カメラが映し出す本心「怒り」「苦しみ」「悲しみ」、本当の意味とは何なのか。「pixivやホームページなどで描くようになって、ありがたいことに読んでいただけたり反応をいただけたりして、とても楽しく描いています。描きたいものを自由に描き続けることが今一番の目標です」と今後の思いを語ってくれたようらさんの「好き」が詰まった本作。色褪せない思い出を残す写真のように、多くの読者の心を掴んで離さない。 取材協力:ようら(@nw5dB8UL5z61936)