テン・ハフ監督、C・ロナウドからの批判に反論「記事をよく読んだら…」
マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督が、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル/サウジアラビア)の批判に反論した。12日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。 2022年夏からマンチェスター・ユナイテッドを率いているテン・ハフ監督は、1年目の2022-23シーズンにプレミアリーグを3位で終えて2シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得したほか、6年ぶり6回目のカラバオ・カップ優勝も飾った。 昨季は2年連続でFAカップ決勝進出を果たし、8シーズンぶり13回目のFAカップ制覇を達成した一方で、CLはグループステージ最下位で敗退。さらに、リーグ戦ではプレミアリーグ発足以降、クラブ史上ワースト記録となる8位フィニッシュとなり、敗戦数と総失点数でクラブワースト記録を更新する事態に終わった。 そして、指揮官交代も噂されていたなか、契約を2026年6月30日まで延長して迎えた今季も開幕前のコミュニティ・シールドをPK戦で敗れてタイトルを逃すと、プレミアリーグではここまでの3試合で1勝2敗の14位に終わっており、低調なスタートとなってしまっている。 このような状況から、かつて2度マンチェスター・ユナイテッドでプレーしていたC・ロナウドは、「マンチェスター・ユナイテッドの監督としてリーグやチャンピオンズリーグで優勝するために戦わないと言うことはできない」とテン・ハフ監督の姿勢を批判していた。 これを受け、C・ロナウドのコメントに意見を求められたテン・ハフ監督は「記事をよく読んだら、彼はマンチェスター・ユナイテッドがプレミアリーグで優勝できないと言ったんだよ」と間違ったメッセージを送っていると感じたことを明かしながら、次のように続けた。 「彼には意見を言う権利がある。問題は何もない。彼は遠く離れたサウジアラビアにいて、マンチェスターから遠く離れている」 また、結果が出ていないことから外部から厳しい目が向けられていることについては「私には影響しない」とあまり気にしていないことを強調した。 「プロセスのどこにいるのか、何をしなければならないのか、どこに向かっているのかがわかっている。以前にも言ったが、まだ移行期にある。多くの若い選手たちをチームに溶け込ませ、負傷者にも対処して、選手をチームに戻さなければならない」 「誰かが言い訳を考える前に、私たちはすべての試合に勝たなければならない。それはわかっている。チームもわかっている。誰が出場できるかなどは関係ないことなんだ」
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