成田空港、周辺住民にウッドチップ・堆肥配布 C滑走路調査の伐採樹木
成田空港を運営する成田国際空港(NAA)は、空港機能強化の調査で生じた伐採樹木を活用したウッドチップと堆肥(たいひ)を周辺住民に無料配布する。事前予約を2月15日まで受け付け、16日と17日に配る。 成田は第3滑走路(C滑走路)を2029年3月末に新設する計画で、その後は現在の第2ターミナル南側に新ターミナルを建設し、現在3つあるターミナルを段階的に集約する「ワンターミナル」構想を検討しており、伐採樹木はこれまでの調査で生じたもの。今回配布するウッドチップと堆肥は破砕して用意した。 対象は空港周辺の在住者で、袋詰めや積み込み、運搬を自分でできる人。持ち物は運転免許証など本人確認できるものと、スコップや袋、軍手など積み込みに必要な道具となる。 申し込みは、15日午後4時までにNAAの地域共生部環境コミュニティグループ(0476-34-5078)に電話で事前予約する。混雑緩和のため予約時に来場時間を調整するという。 場所は空港に隣接する多古町の一鍬田(ひとくわだ)地区。カーナビでは検索できない場所で、土地が広範囲のためGoogleマップなどでは配布場所から離れた地点が表示される可能性があるとして、注意を呼びかけている。
Tadayuki YOSHIKAWA