サッカーW杯予選で北朝鮮が「ドタキャン」 日本の“悪性伝染病”警戒?【#みんなのギモン】
日テレNEWS NNN
2026年FIFAワールドカップのアジア2次予選で、26日に北朝鮮・平壌で予定されていた試合が開催不能となりました。 そこで今回の#みんなのギモンでは、「北朝鮮“ドタキャン”のワケ」をテーマに、次の2つのポイントを中心に解説します。 ●金正恩氏もサッカー好き ●“悪性伝染病”極度に警戒?
■北朝鮮側「他の場所で開催したい」
小野高弘・日本テレビ解説委員 「異例なことが起きました。サッカーワールドカップ2次予選で、日本代表の次の試合は26日に北朝鮮・平壌で行われる予定でしたが、複数の政府関係者によると、北朝鮮側は日本側に『平壌では開催できない。他の場所で開催したい』と伝えてきました」 「理由については、『日本で“悪性伝染病”が急速に広まっているため』と説明したといいます。こうしたことから試合は、北朝鮮以外の第三国で開催する方向で調整に入ったといいます」
■北京経由、試合前日に平壌入りの予定が
「選手たちは22日に中国・北京に向かい、調整をした後、試合前日の25日に平壌に入る予定でした。ただ今回の情報を受けて北京行きを中止し、22日午後5時から千葉県でトレーニングを行うということです」 鈴江奈々アナウンサー 「試合が終わった翌日のスケジュールがこんなに急きょ変わってしまって、調整する場所がドタバタで変わるというのは選手の皆さんにとってかなり負荷があるんじゃないかと本当に心配になります」
■国を挙げて注力…平壌にサッカー学校も
小野解説委員 「北朝鮮も分かっています、サッカーを軽く見ているんじゃないんです。北朝鮮は国を挙げてサッカーに力を入れています」 「2013年には平壌にサッカー学校が開校しました。サッカーのエリートたちが全国から集まってここで学んでいます。屋外にはサッカーグラウンドが5面もあります」 「北朝鮮のサッカー関係者によると、金正恩総書記はサッカーの国際大会に重大な関心を寄せていて、この学校にも直接訪れて指導を行ったことがあるということです」 市來玲奈アナウンサー 「サッカー学校があるということに驚きましたが、サッカーへの思いが強いんだなということがすごく分かりました。だからこそ、なぜ今このようなことになっているんだろうと疑問が残りますね」