悪夢を見る原因はなぜ?薬剤師が解説する「NG習慣と対策」4選|美ST
3.悪夢に悩んでいる人におすすめの対策
【①好きな香りで部屋を満たす】 香りは人をリラックスさせます。ハーブやアロマなど、好みの香りで部屋の空間を満たせば、副交感神経が優位になり、スムーズな入眠が期待できるでしょう。リラックス系のアロマとして有名なのは、ペパーミントやローズマリー。レモン、グレープフルーツなどの柑橘系もおすすめです。
【②湯船に浸かる】 お風呂はシャワーだけで済まさずに、湯船できちんと入浴することが大切。 睡眠の質を上げるためには、就寝時に深部体温(体の内部の体温)を低下させることが必要です。入浴すると体温はいったん上昇しますが、入浴後は血管が開くことで熱が解放され、徐々に体温が下がっていきます。 入浴の際は、熱すぎるお湯は控え、ややぬるめと感じられる、39~40度くらいのお湯に、10~15分くらい、ゆっくりと浸かりましょう。就寝の1時間半くらい前に入ると、そのあとリラックスして睡眠に入ることができます。
【③ホットアイマスクを目に当てる】 眠る前に目の周りをじっくりと時間をかけて温めると、血管が拡張して血行が良くなります。すると手足の温度も上がり、手足から熱が放出しやすくなって、深部体温がスムーズに下がるために眠りにつきやすくなります。 また、眼精疲労の緩和にも最適なので、日常的に目を酷使する仕事をしている人には特におすすめです。
【④ツボを押す】 睡眠の質を高めるには、「労宮(ろうきゅう)」というツボがおすすめ。緊張を落ち着かせ、心を穏やかにしてくれます。労宮は、手のひらの中心にあります。手を握ったときに、中指と薬指の先端が当たる位置にあるツボです。爪を立てずに、指の腹でぐっと優しく押しましょう。1秒5回を1セットとして、5セット行いましょう。 編集/根橋明日美