【MotoGP】どうだ見たか! バスティアニーニ、クビ間近での2位表彰台獲得は「特別なこと」ギリギリオーバーテイクで猛アピール
バニャイヤのスタート戦略
土曜日に行なわれたスプリントと同様、バニャイヤの勝利のカギはスタートでの見事な逃げ切りだった。ただ日曜日の決勝レースでは、金曜日のプラクティスでのペナルティによって5番グリッドからのスタートとなった。 2023年のジャック・ミラー(KTM)のスタートからヒントを得たというバニャイヤ。決勝ではターン1の進入でマシンをアウト側にマシンを寄せて、続く左コーナーのターン2でイン側のラインを走った。 たった2コーナーでバニャイヤは首位に浮上。その後は、接近したマルティンにもリードを譲らずトップでチェッカーを受けた。 「僕にとってはリスクの問題ではなくて、適切な瞬間に可能な限り良いポジションにいることが重要なんだ」とバニャイヤは説明した。 「昨年はスタートでミラーにオーバーテイクされたことを覚えていたから、アウト側に行くことを決めた。(今年は)ターン2でイン側のラインを取るため、(ターン1で)アウト側に留まったんだ。同じことをトライしてみたよ」 「でもマーベリック(ビニャーレス/アプリリア)がかなりハードなブレーキングをしたから、僕の作戦がほぼ台無しになってしまった。でも彼がワイドにはらんでいくのが見えたから、クロスラインを取った。ベストな選択だったね」 「その後、ホルヘがターン1の立ち上がりで強くアプローチしていないのが見えたから、ターン2で彼を抜くためにアドバンテージを活かそうとしたんだ」
Rachit Thukral