「コンテのためなら死ねる」キエッリーニが明かす恩師の“凄み”とは?
元イタリア代表DFのジョルジョ・キエッリーニ氏が2日、イタリアのポッドキャスト番組「The BSMT」に出演した際、恩師のアントニオ・コンテについて語った。 現役時代は17年にわたってユヴェントスでプレーし、9度のスクデット獲得など数々のタイトルを獲得したキエッリーニ氏。そんなユーヴェOBは、かつて2011年から3年間指導を受けた恩師のコンテに特別な思い入れがあるようだ。 「私は彼の親衛隊の1人で、素晴らしい関係を築いていた。彼は選手の心の中に入り込み、異なる現実を見させてくれるんだ。『彼のためなら死ねる』という気持ちになるんだよ。鬼軍曹で、毎日の要求はかなり多いから、簡単ではない。それでもピッチ内外において、彼の方法が機能することを示してくれるので選手を説得できるんだ」 昨年3月にトッテナムとの契約を解除して以降、現場から遠ざかっているコンテ。来シーズンに向け新天地にはバイエルン・ミュンヘンやナポリ、ミランなど複数のチームが囁かれている。教え子のキエッリーニ氏は続けた。 「コンテはキャリアの初めの頃、非常に厳しかった。だが彼はカルチョのために生きているんだ。だからこそ、今は少し気分転換のために活動を停止しているのだと確信している。まもなく復帰してくれることを願っているよ。ユーヴェへ復帰? それは分からないね……(笑)」 またキエッリーニ氏は、ユヴェントスの元同僚であるレオナルド・ボヌッチやアンドレア・バルザーリ氏に触れた。 「ボヌッチは2009年、バルザーリは2010年1月にやって来た。最初のシーズンは3人とも苦労したが、その後はうまくプレーできるようになった。コンテが3バックで3人をプレーさせるアイディアを思いついたのだが、素晴らしかったよ。お互いの特徴を補完でき、チームにとって良い効果が生まれた」