【50代からのクルマ選び】賢い選択!未来を感じるボルボEX30
ボルボの電気自動車EX30で日帰り軽井沢へ。アラフィー世代のモータージャーナリストまるも亜希子さんによる試乗ルポ(写真は同乗者の編集Jが撮影)。デザインや機能など、マダムがぐっとくるポイントについてリアルにお届けします。 【写真】50代が乗りたい「素敵な車」
ひと足はやく秋の足音が聴こえはじめる軽井沢へ、日帰りロングドライブで日常からほんのひと時、解放されてきました。出発地は東京・青山。ドライブの相棒は最新技術が詰まったコンパクトでサステナブルなEV(電気自動車)、ボルボEX30です。
EVでロングドライブと聞くと、気になるのはバッテリーが持つのかどうかというところ。でもボルボEX30は1回の充電での航続可能距離が最大560km(WLTCモード)となっており、エアコンを使ったり寄り道をしたりしても、東京ー軽井沢の約370kmほどの往復日帰りドライブなら、途中の充電ナシで大丈夫とボルボも太鼓判を押してくれました。
たとえばEX30にスタートボタンは存在せず、キーをバッグやポケットに携帯して運転席に乗り込めば、それでもうシステムがONになっています。ガソリン車を愛車としている私たちからすると、「本当に乗るだけでいいの?」と最初は戸惑いますが、すぐに「わざわざボタンを押すなんて煩わしいことをしなくていい」というスマートさに慣れることがわかりました。
そしてセンターコンソールに備わる縦型の大きなディスプレイは、Googleインフォテインメントを搭載。ナビゲーションはもちろん、サイドミラーの調整、安全装備の設定など、ほとんどの車両側の操作もこのディスプレイで操作します。その分、インテリアには最小限のスイッチしかなく、スピーカーさえもダッシュボードに集約することで、余計な資源を使わず、製造過程の負荷を抑え、ひいては廃棄物を減らすことにもつながるという、徹底した循環型社会の構築が考慮されたものづくりとなっています。 すっきりしているのにどこか温もりのあるインテリアと、心地よいシートの感触に包まれていると、これが多くのリサイクル素材でつくられていることにただただ感心するばかり。雄大な自然を擁するスウェーデンで育まれた環境意識の高さと、スカンジナビアンデザインが融合した次世代の美学に触れ、ドライブしているだけで気持ちが豊かになるように感じます。 軽井沢での目的は、新しいライフスタイル・ブティックホテルとして人気の「ホテルインディゴ軽井沢」で美味しいランチをいただくこと。いつもスマホでやっているように、ディスプレイに向かって名前を言えばすぐにルート案内が出てくるのがとってもラク。もし正式名称が分からなくても、「軽井沢 インディゴ」などとタッチ操作で検索すればOKなのも、今までのナビと違って使いやすいところです。