初お披露目の豪華寝台特急「瑞風」車両内部も報道陣に公開
初お披露目の豪華寝台特急「瑞風」車両も報道公開 レポーター:岡本ゆか 撮影・編集:柳曽文隆 音楽:イーゼル芸術工房 THEPAGE大阪
JR西日本は23日午後、6月17日から運行予定の豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS(トワイライトエクスプレス) 瑞風」の報道公開を実施。世界的にも希少な1両1室の「ザ・スイート」や食の匠による料理を楽しめる食堂車、開放的な展望車などの様子が明らかになり、THEPAGE大阪編集部員は、さっそく動画とスチールカメラを手に取材した。
同日は午前中に行われた記念式典に、在阪メディアのほか、中国地方のメディアもたくさん取材に来るなど、注目の高さがうかがえる。
午後に行われた車両の報道公開も、各社順番で車両を回る。さっそく瑞風の1号車、10号車は「展望車」となっており、空まで眺めることのできる大きな窓が設置されているのが特徴的。運転室と同じ高さにある椅子もあることから、運転士の目線も感じることができるのも魅力だ。最後尾では展望デッキは外に出ることもできるなど、これまでにない「風を感じる」スペースにも注目だ。 また、収納式ベッドで日中のスペースを広々と使え、扉や可動壁を開放した際に、左右の窓の景色を楽しめるロイヤルツインも、開放感たっぷりで充実した旅を満喫できそうだ。
このほか、今回はカメラ撮影がNGだったが、世界的にも希少な1両1室の「ザ・スイート」も、ソファがベッドとしても利用可能。エントランスやリビングダイニングなどを備えている。また、バスタブ付きバスルームなど、列車の中とは思えない設備は大きな魅力となっている。 取材に訪れていた鉄道ライターの伊原薫さんは「期待を上回る出来でワクワクしました。特に展望デッキや客室の窓から、自然の風を感じられるのは、TRAIN SUITE 四季島や、ななつほしin九州でも味わえない、瑞風ならではの体験。鉄道旅の楽しさを、乗客すべてが感じられるとおもいます」と話していた。