トロッコで疾走 USJのドンキーコング新エリア、12月11日開業
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)は12日、任天堂の人気ゲームシリーズをテーマとした新エリア「ドンキーコング・カントリー」を12月11日にオープンすると発表した。この日、一部が報道陣に公開され、予測できない動きで駆け巡るアトラクションが初めてお披露目された。 【写真まとめ】公開された「ドンキーコング・カントリー」 公開されたのは、新エリアのメインアトラクション「ドンキーコングのクレイジー・トロッコ」。4人乗りのトロッコで、エリアの象徴となる建造物「黄金のしんでん」を出発し、ゲームさながらに障害物をかわしたり飛び越えたりしながら、ジャングルをイメージした約2分間のコースを駆け巡る。 エリア内にはドンキーコングの家や打楽器のコンガをたたくリズムゲームなど、ゲームの世界を再現した空間が広がる。アトラクションを手掛けたユニバーサル・クリエーティブのダニエル・グリアーさんは「ゲームに飛び込んだような体験を楽しんでほしい」と話した。 新エリアは、2021年3月に開業した「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を約1・7倍に拡張して設置。USJは人気エリアの拡大でさらなる集客を見込む。 任天堂も、自社ゲームに登場するキャラクターなどをテーマパークや映画といったゲーム以外の場に登場させてファンを増やし、主力事業のゲーム機やソフトの販売増につなげる狙いがある。【妹尾直道】