大阪学大が5年ぶり4回目のV エース・永長里緒で逆転 3位兵庫大が全国切符/関西学生女子駅伝
◇第34回関西学生対校女子駅伝(9月28日/兵庫・神戸しあわせの村 6区間33km) 関西学生女子駅伝の成績と区間賞をチェック! 第42回全日本大学女子駅伝の関西地区予選を兼ねた第34回関西学生対校女子駅伝が9月23日、神戸しあわせの村周回コース(6区間・33.0km)で行われ、大阪学大が1時間50分36秒で5年ぶり4回目の優勝を飾った。 大阪学大は1区の依田来巳(4年)、2区の依田采巳(2年)の姉妹リレーで前半2区間を2位で中継すると、3区でエースの永長里緒(4年)が激走。永長は1週間前の日本インカレでの疲れも見せず、中継所を勢いよく飛び出し、14秒前でスタートした立命大を3km手前でかわしてトップへ。その後もリードを広げた永長は6.5kmを21分11秒で走破。立命大に38秒差をつける会心の走りを披露した。 4区の佐内瑞希(1年)は立命大に差をつめられたものの、5区の小林舞妃留(4年)、6区の山下彩菜(3年)が連続区間賞でさらに突き放した。 4連覇を目指した立命大は1分10秒差の1時間51分46秒で2位。1区の中地こころ(4年)がトップでスタートを切ったが、逆転された4区以降で挽回することができなかった。 兵庫大が3位とチーム過去最高順位(6位/21年)を大きく上回る順位でフィニッシュ。実業団の日本郵政グループを経て、今年から入学した樽本知夏(1年)が2区区間賞を獲得するなど各選手が健闘し、関西地区で1枠となっていた全日本の出場権を3年ぶりに手にした。 以下、関大が4位、大阪芸大が5位、京産大が6位と続いた。 全日本には兵庫大のほか、シード権を持つ大阪学大、立命大、関大が出場。出場権を獲得できなかったチームも5000m6名の記録によって出場の可能生を残している。 全日本大会は10月27日、宮城・仙台市の弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)発着として6区間38.0kmで行われる。
月陸編集部