トヨタ「シエンタ」欧州車のような印象に、自社企画でオプションパーツ
サンショウが発売
サンショウ(浜松市中央区、山本新一社長)は、自動車の販売店オプション用パーツの自社企画商品「モデルLM」にトヨタ自動車のミニバン「シエンタ」用セットを追加し、発売した。消費税込みの価格は13万5190―14万7180円。新商品発売を機に、トヨタモビリティパーツ(名古屋市中村区)を通じて卸売りする各地のトヨタ販売会社の数を現状の50社程度から早期に80社に拡大する。 モデルLMは近年乗用車のモデルチェンジ間隔が長期化する中、後付けパーツで新車販売を活性化する目的で始めた。販売店は発売後一定期間たった車種でも、モデルLMを活用した特別仕様の販促活動が行える。ブランド名は、新車のモデルライフが長期化しても販売の現場で商品の魅力を持続する狙いをうたう「モデルライフマネジメント」から名付けた。 シエンタ用セットはシートカバーやフロント・サイドガーニッシュにオレンジ色のアクセントを加えた。装着後には欧州車のような印象になる。 サンショウは完成車メーカー向けに繊維や樹脂製の内装純正品を納める部品メーカー。モデルLMは2017年からの試験的な取り組みを発展させ、20年に事業化した。トヨタの小型スポーツ多目的車(SUV)「ライズ」や小型車「ヤリス」用などの商品を展開している。今後はモデルLMの知見を生かし、純正品で外装分野の提案を模索する。