24歳で乳がんに「まさか私が…」若年性乳がんを経験した女性が訴えたいこと
過酷な闘病生活を続けてきたからこそ、患者さんへの向き合い方も変わったと話します。 「痛みもそうだけど気持ち的な不安だったりとか、無理してないか、我慢してないかとか、お元気だからこそ、退院後心配なことはないかなと。そういうところは気にはなりますね」
「同じ思いする人減らしたい」若年性患者をサポート
「自分と同じような思いをする人を減らしたい」と、6年ほど前からは、若年性の乳がん患者を支援する団体で活動しています。 メンバーは若くして乳がんを患った女性たち。田中さんは治療やウィッグ、メイク方法などに関する情報や悩みを共有したことで心が軽くなったと言います。 「若いから大丈夫よって言われたりとか。若年性ながらの悩みをなかなか共有できなくて、すごく不安なこととか、どうなるんだろう、どうしたらいいんだろうって思ったのが、仲間がいるっていうだけですごく開けたような感じがしました」
今後は、自分と同じように乳がんを経験した人のサポートをしながら、若い世代に検診の大切さを伝えていきたいと話します。 「私自身も、まさか自分がって思っていたんですよね。24歳で周りにがんになったような家族もほとんどいなかったので、乳がんに限らずですけど、他人事じゃなくて自分事だと思って動いてほしいかなと思います」 乳がんは「自分で見つけることができるがん」で、早期発見できれば高い確率で治ると言われています。秋月医師は、月に一度のセルフチェックについて、次のポイントを挙げています。 ①乳房の変形 ②左右の差 ③ひきつれ ④えくぼのようなへこみ ⑤ただれ ⑥分泌物 異変があったら、次の検診を待たず、すぐに病院を受診してほしいとしています。