声優だけでキャラの運命も分かる? 水瀬いのり、東山奈央らの“負けヒロイン”率を検証
釘宮理恵、高橋李依ら“勝ちヒロイン”のイメージが強い声優も
●“勝ちヒロイン声優”の存在 あらためて考えてみると、複数のヒロインが登場するラブストーリーにおいて勝利するのは基本的に1人なので、むしろ敗北するヒロインの方が多い。それにもかかわらず、特定の声優に負けヒロインの強固なイメージが付くのは、“敗北の美学”とでも呼ぶべき美しい散り様を見せるからだろう。すなわち負けヒロインには彼女たちにしかない魅力があり、声優たちの演技がそれを際立たせているのだ。 だとすると、そうした現象が起きるのは負けヒロインだけとは限らない。逆に「この声優が演じたら勝ちヒロインとしか思えない」という現象が起こることもあるはずだ。 ●釘宮理恵 実際にアニメファンのあいだで“勝ちヒロイン声優”と呼ばれることが多いのは、釘宮理恵。一時期は『灼眼のシャナ』のシャナに『ゼロの使い魔』のルイズ、『とらドラ!』の逢坂大河に『ハヤテのごとく!』の三千院ナギ、『緋弾のアリア』の神崎・H・アリアと驚異的な勢いでメインヒロインを演じていたが、いまだにその印象が尾を引いている。 ●高橋李依 また、他でもない『Re:ゼロから始める異世界生活』のエミリア役を演じている高橋李依も、勝ちヒロインのイメージが強いと言われている。ラブコメ系に限らず見てみると、『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』神谷薫や『からかい上手の高木さん』の高木さん、『Fate/Grand Order』のマシュ・キリエライトなど、圧倒的なメインヒロイン力を感じさせる役柄ばかりだ。 この2人も実際には例外的な作品をいくらでも挙げられると思うが、それでもイメージが揺るがないのは、“勝ちヒロイン適性”のある演技を行っているからだろう。 勝ち・負けのイメージを表現するために、声優たちはいかなる演技を披露しているのか……。そんなことを意識しながらアニメを観てみるのも、面白いかもしれない。 参照 ※ https://www.youtube.com/watch?v=dQKrw8JDWZU
キットゥン希美