5ナンバー小型ボディに積載性を兼備「トヨタ・ライズ」【最新国産SUV 車種別解説 TOYOTA RAIZE】
日本のライフスタイルにピッタリとハマるSUV「トヨタ・ライズ」。大柄なSUVが多い中、5ナンバーサイズのコンパクトさながら、上級モデル並みの積載量を誇る。昼夜を問わない安全装備と駐車操作の自動制御機能など、いつでも誰もが気軽に使え、行動範囲が大いに広がる懐の深いクルマと言える。 EPORT:青山尚暉(本文)/小林秀雄(写真解説) PHOTO:中野幸次 MODEL:大須賀あみクラス最大級のラゲッジ空間 カーブでの身のこなしに好感 【写真】トヨタ・ライズの詳細を見る 国産SUVの中で希少な5ナンバーサイズのコンパクトクロスオーバーモデルがライズ。 エクステリア 最低地上高は185mmとなかなかだが、現在のラインナップの中で1.2lエンジン+モーターのWLTCモード燃費28.0km/lを誇るe-SMARTと呼ばれるハイブリッドと、1.2l自然吸気エンジンは2WDのみ。4WDはデビュー当初からあった1.0lターボ搭載に限られる。 インストルメントパネル 基本的に前席中心パッケージの街乗りからライトなアウトドアニーズに応える1台と言っていい。その上で最大の特徴となるのがコンパクトSUVクラス最大級の大容量を誇るラゲッジルーム。デッキボード下段時の容量は369lにおよび、後席使用時のフロアは奥行き755mm、幅1000mmと広大。さらに床下にも大容量のスペースがあり、アウトドアや各種スポーツの荷物の積載性も抜群だ。 居住性 エンジンで発電し、モーターで100%駆動するシリーズ式ハイブリッドのe-SMARTモデルを走らせれば、モーター駆動ならではの電動車感、スムーズで静かな加速が味わえ、S-PDLと呼ばれるワンペダル機能もあって街乗り、山道を含めた走りやすさはなかなか。 うれしい装備 月間販売台数 4323台 (23年9月~24年2月平均値) 現行型発表 19年11月( 一部改良&パワートレイン変更 21年11月) WLTCモード燃費 28.0 km/l ※ハイブリッド車 ラゲッジルーム 唯一4WDが選べるターボモデルの走りは軽々と操作できるパワーステアリングとペダル類によって、出足から想像以上にスムーズかつトルキーで軽やかな、高速走行でもゆとりある動力性能を発揮。全車、カーブ、山道での最低地上高185mmの重心高を感じにくい安定感の高さ、ヒラリヒラリとした身のこなしも褒められる。 ※本稿は、モーターファン別冊ニューモデル速報統括シリーズVol.158「2024-2025国産&輸入SUVのすべて」の再構成です。 http://motorfan-newmodel.com/integration/158/
MotorFan編集部