Heize、9thミニアルバム「FALLIN'」を発売“BLACKPINK ロゼに刺激を受けた”
Heizeが、音楽の方向性に対する悩みを打ち明けた。 彼女は最近、ソウル江南(カンナム)区のあるカフェで行われた9thミニアルバム「FALLIN'」の発売記念インタビューで、ニューアルバムや自身の音楽の方向性などについて語った。 恋しさをテーマにした今回のアルバムには、同名のタイトル曲「FALLIN'」をはじめ、「It was all you」「未来日記(Broken diary)」「Behind the heart」「Dot」「Without you」「November song」の計7曲が収録された。Heizeは5曲の制作に参加し、シンガーソングライターとしての実力を見せた。 彼女は今回のアルバムの満足度について「100点満点中の90点です」と回答。「いつも残念な部分はありますが、正確なメッセージがありますし、自分を詰め込んだ曲で構成されたので、90点をあげたいです」としながらも、「『もっと修正するところはなかったかな?』『もっと良い表現はなかったかな?』というように、アルバムが公開される直前まで悩む部分はあるので、100%満足するということはありません。前日の朝まで確信を持っていた曲が、次の日にはあまり良くないと感じたり、物足りないと感じることも多いんです。1つの曲を完成させるまで、すごく悩みます。そういった悩みは、自分の中で起こる風波だと思っていますが、当然経験しなければならない時間だと思います」と答えた。 「Heizeの曲はどれも似ている」という一部の反応に悩んだこともあったという。今回のアルバムでは、その悩みを払拭できたのだろうか。これについてHeizeは、「ジャンル的、サウンド的に新しい挑戦をした曲が収録されました。タイトル曲は私が書いた曲ではなく、元iKONのB.Iさんが書いてくださった曲に決まったので、収録曲を書く上で少し負担が軽減されました」とし、「新しい試みをすると、もとの感性が恋しいと言ってくださる方もいるので、他の曲ではむしろHeizeらしさを出さないといけないと考えています。正解はないので、それについてはいつも悩んでいます。全員を満足させることはできないですから」と語った。 Heizeは昨年、初のダンス曲「VingleVingle」でリスナーたちを驚かせた。イメージチェンジに対して様々な反応があったことを理解している彼女は、「悩み続けなければなりませんが、あまり急ぐ必要はないと思っています。ジャンルが変わっても、いきなり『ダンス曲で行こう!』みたいに進むわけではないですから、自分にできることの中で、テーマとか楽器の構成とか、変化に挑み続けようと思いました。今回、タイトル曲を決める時も、多くの意見を反映させたのは、まだそういった悩みを持っているからだと思います。自分1人で決めると、枠の中に閉じ込もってしまうことがありますから。活動している間、ずっと悩まなければならないことだと思います」と説明した。 今回のアルバムにもそのような悩みと変化が反映されている。Heizeは「『It was all you』はバンドサウンドの曲です。このような曲はほとんどやったことがなかったんです。『未来日記(Broken diary)』という曲も複数のジャンルをミックスしています。1番は穏やかに進みますが、2番からはジャズも出てきます。1曲の中で様々な楽しさを感じられるように構成しました」と語った。 Heizeは、自分が決めた枠にとらわれないため、ヒット曲もたくさん聴いているという。彼女は「プロデューサーと流行っている曲がどんな曲なのか話し合い、研究し続けています。人気があって流行っているからといって、自分に合うとは限らないですから、その中で1番うまく表現できる方法を悩み続けています」と語った。 最近彼女に大きな刺激を与えた曲は、世界中で人気を博しているBLACKPINKのロゼとブルーノ・マーズが歌った「APT.」だ。Heizeは「本当に斬新だと思います。ロゼさんのインタビューを見ると、レコーディングまで済ませてから、やらないと言っていたのに、周りの方々の話を聞いて挑戦したと言っていました。そのような部分でたくさん感じることがありましたし、『このテーマをこのように表現することができるんだ』と思いました」と答えた。 主に愛と別れ、恋しさなどをテーマにしてきたHeizeは、今後はさらに多様なテーマの楽曲を披露したいという。彼女は「私がもう少し成熟したら、愛と別れの話ではなく、人生に関する話をしたいです。そのようなアイデアが自分にわいてくるのを待っています」とし、「アルバムを作っている間は、作品のことばかり考えていました。このアルバムを出した後、また研究を続けてみないといけないと思います」と強調した。
イ・ハナ