復旧工事中のトンネル土砂崩れで死者 国土交通省が再発防止策公表
9月の大雨で、石川県輪島市の国道249号にある中屋トンネル付近で土砂崩れが発生し、作業員らが死亡した事故で、国土交通省は、早い段階で作業の中止を判断するなど、再発防止策を公表しました。 【写真を見る】復旧工事中のトンネル土砂崩れで死者 国土交通省が再発防止策公表 今年9月21日に能登地方を襲った豪雨で、輪島市の国道249号「中屋トンネル」近くでは大規模な土砂崩れが発生し、地震からの復旧工事に当たっていた作業員1人が死亡しました。 国土交通省北陸地方整備局は、有識者などの意見をまとめ、1日、再発防止策を発表しました。この中で、当時、雨の量が基準値に達していなかったため、工事を開始したことや、通信手段が十分でなかったことが報告されました。 今後は、工事中でも雨の量が基準に達した場合は工事を中断することや、安全な避難経路の確保が難しいケースでは早い段階で作業を中止するなど、再発防止に努めることにしています。
北陸放送