長嶋万記、うれしい誤算と相性いい水面のダブル効果で気持ちは実戦【下関ボート・G2「レディースチャレンジカップ」前検日】
◇19日 G2「レディースチャレンジカップ」前検日(山口県・下関ボート) 全てを前向きに捉えて前進する。前回大会を3コースからのまくり差しで制した長嶋万記(43)=静岡=は、昨年のレディースオールスターも取り、年間7Vを記録するなど大活躍。GPシリーズ出場からクイーンズクライマックスというゴールデンロードを歩んだ。だが、今年は快音が全く聞かれず、ここまで1回もファイナルトップに立てていない。「いい時があると、後が続かない。リズムも悪かったけど、エンジンを出し切れなかった」。今年1年を反省、気持ちを入れ替えて挑む。 連覇を狙うパートナーの31号機は数字が低いCランク評価だが「ペラを確認して、自分のゲージに合う感じ。起こしやターンがしっかりしていた。Sもしやすい」と、自らが必要とする部分に手応えは十分。「このままレースに行っても良さそう。下関も優勝しているし好き」。うれしい誤算と相性がいい水面というダブル効果で、気持ちは早くも実戦に向く。 女子部門の賞金ランクは14位(18日現在)につけており、暮れの大一番へ向け賞金の上積みは最重要だ。「計算して取れるタイプじゃない。逆転するとなってもやることは一緒」。ついてくる結果は気にせず目前のレースに神経を集中する。「今年は流れが悪い中でもこの位置に来られた。年末の蒲郡を走りたいので、逃げずに一走、一走を頑張りたい。自分が自分を好きでいられるようなレースをしたい」。初戦は9R2号艇で出陣。素早い差し技を披露する。
中日スポーツ