大商大対大経大　2回表大商大無死、渡部は右中間に二塁打を放つ（撮影・前岡正明）

＜関西6大学野球秋季リーグ：大商大2－0大経大＞◇15日◇最終節2回戦◇マイネットスタジアム皇子山 　リーグ新記録の6季連続優勝を狙う大商大が、17年ぶりのリーグVに王手をかけていた大経大を下して優勝へ逆王手をかけた。 　両チーム無得点の6回2死三塁から、「4番三塁」で出場した今秋ドラフト1位候補の渡部聖弥外野手（4年＝広陵）が左中間フェンス直撃の先制適時二塁打を放ち、これが決勝打となった。渡部はこの日3安打1打点と奮闘。リーグタイ記録となる通算119安打目をマークした。 　投げては最速147キロ左腕の星野世那投手（2年＝近江）が8回無失点と快投。9回のマウンドに上がったところで足がつり、変則右腕のエース鈴木豪太投手（4年＝東海大静岡翔洋）が最後を3人斬りで締めくくった。 　この日は同じくドラフト候補の大経大・柴崎聖人外野手（4年＝岐阜第一）も出場しており、プロ野球10球団のスカウトが集結。阪神は畑山統括スカウトを含む最多5人体制で視察に訪れていた。 　優勝を決める両チームによる3回戦は、16日にマイネットスタジアム皇子山で行われる。