【小倉競輪(ナイター)GⅠ競輪祭】岩本俊介が9番目で初GP切符獲得「千葉勢ともつ鍋屋にいました」
<24日・小倉競輪・最終日> 岩本俊介がGP9番目のイスに滑り込んだ。賞金ランキング9位で迎えた今回の競輪祭は準決敗退。自力でのGP切符獲得とならず。GP出場か否かは決勝の結果待ちで、「脇本雄太が優勝かつ松浦悠士が3着以下」という条件だった。 その決勝は脇本が競輪祭初Vを飾り、松浦が3着。GP最後の出場権は岩本の手に渡った。先に競輪場を後にしていた岩本は「もつ鍋屋(北九州市内)で千葉勢と一緒に見ていました。全く実感が湧かなくて、ご飯が全然進まないです。自分の力が及ばないことなので、変な感じだった」とコメントした。 初のGⅠ決勝となった5月の日本選手権(いわき平)で2着に入り、大幅な賞金加算に成功。後半戦は落車に見舞われるなど苦しんだが、前半戦の貯金でGP争いを逃げ切った。「応援してくださった方がたくさんいましたから、その方たちの喜んでいる顔が浮かびました。和田健太郎さんが1番喜んでいます。(S班経験者で)レーサーパンツをどうしたらいいかとか教えてくれます」。ファンや先輩選手の支えで勝ち取ったGP権利を強調した。 年末のグランプリからは赤パンを履いての戦いになる。「9番目に滑り込みのSS。1番弱くて1番練習しなきゃいけない」と早くも気を引き締めていた。