勝訴の伊藤詩織さんが会見(全文3完)性は人間の体の土台
ジャーナリストの伊藤詩織さんが元TBS記者の山口敬之氏から性的暴力を受けたとして、1100万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が18日、東京地裁であり、山口氏に330万円の支払いを命じた。判決を受けて、伊藤さんは記者会見を開いた。 【動画】勝訴の伊藤詩織さん会見「受けてきた傷は癒えない。これで終わりではない」 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「勝訴の伊藤詩織さん会見「受けてきた傷は癒えない。これで終わりではない」(2019年12月18日)」に対応しております。 ◇ ◇
性暴力の被害者にどんなメッセージを送りたいか
ロイター:ロイター通信の【タケナカ 00:26:03】です。今日1つ大きな山を越えられたこの日、あらためてになるかもしれませんが、性暴力の被害に遭われた方にどういったメッセージを送りたいのか。そして性被害で暴力を振るう側、加害者側にいる人たちにどんなメッセージを伝えたいのか。そして社会一般の人にどういったメッセージを伝えたいのか。3点お願いできますでしょうか。 伊藤:はい。被害を受けられたサバイバーの方々には、私が体験してずっと自分に言い聞かせている言葉なんですけれども、自分の真実を信じてほしい。Believe in your truth. Believe in my truth. それはずっと、やっぱりどんなことがあっても周りが、あそこに行かなければ良かったんじゃないかだったりとか、そんな悪くなかったでしょだったりだとか、自分の中でもそれを自分自身に言ってしまったり。でも本当の傷、何を受けたかっていうのは自分自身が一番よく分かっているので、そこを信じてほしい。どんなことが周りにあっても、それはその人の真実であるからですね。 今回も私もいろんなことがありましたけど、そこを突き通して、貫いて、ずっとお話しさせていただいた結果が今日だと思っているので、簡単なことではないです。でもそれがまず自分の中でそう言ってあげられること。そしてアクションはいつでも起こせるから、まずは生き延びること。本当に私は周りに支えてくれる友人がいたので、なんとか生き延びられました。ただ、尋問の前も本当に自分の命を失うような体験も実はしました。それくらい大変なことです。 なので、まずは生き延びること。それは話すことでなくていいと思います。生活をそのまま続けることかもしれないし。今日このメッセージを聞いていてくれたら、今日まで生き延びてくれて本当にありがとうということを伝えたいです。元気になったら一緒に何か、【エ*** 00:28:18】が取れればなと思っています。で、2つ目の質問が。