五十路になってからの方がイヤラしいなぁ...夫に「合わせている」ことを理解して欲しい「妻の苦悩」とは。仲良し夫婦でも「性的不同意」にご用心!
専業主婦のプロ意識とは
専業主婦の仕事で最も大変なのは「夫の操縦」だ、と珠緒さんは言い切る。 「夫が稼ぎ役と決めた以上、それが家族の命綱ですから。なので、これまでずっと努めて明るくふるまってきました」 夫にも友達にもサバサバした明るい性格だと思われているという珠緒さん。しかし… 「それは専業主婦としてのプロ意識がそうさせているだけ。私が何でも正直に明るく言えちゃうキャラを頑張ってやってきたからこそ家庭は円満だったという自負はあります。でも…」 夫との関係においては、その頑張りが裏目に出ているという。 「私は『正直キャラ』を装っているだけで、実際には相手が気を悪くするようなことは言わない主義なんですが、『そういう気遣い』に気づいてくれる人はいません。一番身近な夫でさえそう。夫は夜の生活でも、『珠緒はいつも正直で奔放な女だ』と思い込んでます。つき合ってる頃も合わせれば、20年以上ずっとそう思ってるはず」 珠緒さんはこれまでの「夫婦生活」の中で、「何をしてほしい」などの要望もきちんと口にしてきた。 「もちろん本音を言う時もありました。でも、半分くらいは夫を喜ばせるためのサービスだし、もっと言えば『してほしくない』ことはほとんど言えませんでした」 いつも優しい夫だが、「本能むきだし」なところがあり、食や性については貪欲で、足りなくなると不機嫌になるという。 「本音を言いそびれてきた私もいけないけど、夫の機嫌を損ねないように頑張ってきすぎて、不満がたまっていることを伝えられないまま、ここまで来ちゃったんですね」 一方で、夫が結婚20年を目前にした今でも妻に「ぞっこん」であること自体は、珠緒さんにとっても嬉しいことだ。 「とはいえ、もう性的なことは卒業したいんです。でも、夫はまだまだ現役。そこがとてもつらいです」
妻は49歳で閉経を迎える
珠緒さんは一昨年、閉経を迎えた。 「49歳の時です。夫に『女じゃなくなったみたい』と言うと、『何言ってんだよ、珠緒は今でもめちゃくちゃかわいいよ』と言ってくれたんですが、閉経後、墜落するように急激に『性欲がなくなった』ことをうまく伝えられず、性行為がどんどん苦痛になりました」 もう行為をしたくない珠緒さんだが、複雑な心理からついつい応じてしまうことに…しかし、無理を重ねた珠緒さんに、ある日事件が起きる。仲良し夫婦に一体何が? 【後編はこちら】へ続く。 取材・文/中小林亜紀 写真/Getty Images
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