クリスマスは簡単手作りスワッグで華やかに【センスあふれる古牧ゆかりさんの部屋づくり】
ルールやスタイルに捉われず、ただ好きなものを愛し、花や緑を愛でる。“自分らしさ”を貫いた素敵な生き方が息づくスタイリスト古牧ゆかりさんの部屋をレポート。今回はクリスマスの“しつらえ”にフォーカス。 古牧ゆかりさんのお正月のしつらい
クリスマスは、手作りスワッグとヤドリギで華やかさを添えて
これまで世界55カ国を旅して集めてきた器やファブリック、ギャラリーのように壁を埋め尽くすアート、季節の花を使ったアレンジメント.......と、いつ訪れても素敵な古牧さんの部屋。 クリスマスからお正月にかけての年末年始は、どんなふうにインテリアを楽しんでいるのかを訊ねてみると、「部屋中にクリスマスデコレーションをしたり、一般的なお正月飾りを用意するといったことはありませんが、クリスマスにはスワッグ、お正月には松を使ったアレンジメントと、生花を使った“しつらえ”でムードを楽しんでいます」と古牧さん。 クリスマスシーズンに入るとまず取り掛かるのが、スワッグ作り。「作り方もとても簡単です!」とのことで、今回は特別に、作り方も教えてもらった。 「用意する花材は、スギなどの針葉樹系の枝物と、アクセントに添える赤い実のついた植物や松ぼっくりなど。その時々に用意できるものでOKです」
今回、古牧さんが用意したのは、針葉樹のブルーアイス、ヒムロスギ、ヒバ、赤い実のウインターベリー、黄色のタワシのような花が特徴的なバンクシア、茶色い実のブラッチーシトン。そのほかに、輪ゴム、麻ひも、リボンを用意する。
「まずは花材をテーブルに広げて、スギなど土台となる枝物の不要な枝や葉をカットしながら手もとで束ねていきます。形が決まったら一旦輪ゴムで束ねて、残りの花材や実を加えます。最後に、引っ掛けループになる麻ひもを輪ゴムの上から結び、その上からリボンを巻いたら完成です。 生花なのでそのうち枯れてしまいますが、クリスマスシーズン限定の特別感がありますし、飾っている間は、部屋中に充満するフレッシュな香りも楽しめます。枯れるまでは霧吹きで水をかけてあげるといいですよ」 フラワーアレンジメントを作る際には、枝の方を自分側に向けて束ねていくのが一般的だが、スワッグの場合は逆。葉や実のある方を自分側に向けて、吊るした際の姿をイメージしながら作業を進めていく。