2015プロ野球今シーズン、4つの注目ポイント
もう一人大記録に近づいているのが岩瀬だ。こちらは現在889試合に登板、金田正一の944試合、そしてプロ野球記録である米田哲也の949試合に迫ってきている。ただ、おととしまでの岩瀬であれば今シーズン中の記録達成も十分可能といえたのだが、昨シーズンは故障の影響で自己最少の34登板にとどまった。故障から順調に復活したとしてもクローザーとして起用されれば今シーズンの到達は難しいだろう。ただ成長著しい福谷や又吉がクローザー、セットアッパーに定着し、岩瀬が左のワンポイントというような形になるようなことがあれば可能性は0ではない。岩瀬が最後に60登板したのは2007年、40歳のシーズンで60登板は常識的に厳しいことは事実だが、岩瀬が常識はずれの鉄腕であることも事実。もし今シーズンのうちに日本記録到達となればそれは大偉業だ。鉄腕の今シーズンに最後の最後まで注目したい。 (株)日刊編集センター