ほぼ同じ能力の双子が“真逆な校風”の中高一貫校へ! 学校が違うと、どこまで勉強に差が出る?
勉強の進み具合について
晴れて希望の中学校に入学できたとして、うちの子は勉強についていけるのかしら…と心配なさる親御さんも多いと思います。中高一貫校は先取りで早く学習範囲を終わらせて、大学受験のための準備期間を長く取ると言われていますよね。では、管理型の学校と自由型の学校で進度に違いはあるのでしょうか? 実際、我が子の場合は、どちらも進度は速いな、と感じていますが、英語以外はあまり差がなさそうです。 授業の進度は、校風が自由型なのか管理型なのかよりも、偏差値帯による差のほうが大きいからなのかもしれません。 両校ともに公立校のカリキュラムと比べると1.5倍~2倍の進度で行われており、独自のプリントで授業が行われています。 英語だけは管理型の進学校に通う長男が、かなり先を行っている様です。 長男の感覚だと次男の学校の1.3倍くらい速い気がするとの事です。 ただ、速いとはいえ二人とも無理な詰込み型といった感じはなく、復習程度の宿題が少しでている様です。勉強に追い立てられるような生活にならず、自分の時間を充分に持てているところに中高一貫校の余裕があるのかもしれません。 両校ともに長期休みの際にはそれなりのボリュームの課題が出ていました。 管理型の学校は学習第一で部活の顧問からもテスト前は必ず熱いメールが保護者にも届くので、親も放ってはおけないので必然的に息子の尻をたたいてますね(笑) とは言え自宅での学習量は二人に差はありません。
別々の校風の学校に通わせ思うこと
我が家の場合、どちらに行っても良かったのかなといった印象で、入れ替わったとしても性格的に問題なかったのでは、といった感想です。 管理型 自由型と悩まれるご家庭が多いと思いますが、勉強量自体はあまり変わらず、生徒への声の掛け方や接し方が違うだけな気がします。 入学前から何度も見学し、学校説明会も受けていたので印象通りでした。 学園祭や先生達の生徒への熱量、図書館の設備や質などで気に入った学校なので、親子共に入学前とのギャップもなく、日々を過ごせています。 以上、能力も育った環境もほとんど同じの一卵性双生児の息子たちが、管理型と自由型、郊外型と都心型、二つの対極な学校に進学した我が家のレポートでした! この度の中学受験を頑張って、入学する学校を決めたお子さんの、4月から始まる中学生生活の参考に。また、来年以降、中学受験に挑まれるお子さんの志望校選びの参考になれば幸いです! 【Profile】ayako(@ayaya315) 中1双子の男子ママ。息子たちの中学受験での頑張りに触発され、大学に再度入学。中学、高校の英語教員免許を持ちながら、さらに大学三年生として心理学を学ぶリカレントママ。中学受験に対するママたちの悩みや不安を軽くする情報を発信中。