「小林製薬側から(治療や検査の)初回の費用しか支払わないと説明された」など小林製薬“紅麹問題”に関する電話相談が2日で80件 大阪弁護士会が結果公表
大阪弁護士会は小林製薬の紅麹を原料としたサプリをめぐる問題に関して、4月実施した電話相談で「補償の範囲が明確でない」などといった相談が80件あったと発表しました。 大阪弁護士会によりますと、4月26日と27日に実施した「紅麹サプリ健康被害110番」には、「紅麹コレステヘルプ」などを摂取していたとする人やその家族などから80件の電話がありました。 「窓口に電話をかけてもつながらない」といった対応への不満のほか、治療や検査について「小林製薬側から初回の費用しか支払わないと説明された」など、補償に関する不安の声が多く寄せられました。 小林製薬が事案を把握したとされる今年1月より前の去年11月にサプリを摂取した後、腎機能障害が生じたとして小林製薬に電話したものの、「関係はない」と言われたという相談もあったということです。 大阪弁護士会の菅聡一郎弁護士は、「十分な対応がされていないと感じている人が多い。今後の推移を見守りたい」としています。
ABCテレビ