パキスタンがイラン攻撃、報復か 7人死亡「挑発に応じる権利」
【イスラマバード、テヘラン共同】パキスタン外務省は18日、同国軍が隣国イラン南東部シスタンバルチェスタン州にある過激派組織の拠点を攻撃したと発表した。国営イラン放送はミサイル攻撃により7人が死亡したと伝えた。イラン側が16日にパキスタン領内を攻撃しており、報復したとみられる。 パキスタン政府はイランの越境攻撃に反発し、両国の緊張が高まっていた。パキスタンのジラニ外相は17日、イランのアブドラヒアン外相と電話会談し「パキスタンの主権に対する重大な侵害だ」と非難。「挑発行為に応じる権利」があると報復を示唆していた。