このまま“出番なし”に…?DeNA、今季1軍出場ゼロの選手(6)ベイスターズ入りも“制球難”では
いよいよシーズン終盤を迎えた2024年のプロ野球。1998年以来のリーグ優勝を目指す横浜DeNAベイスターズだが、現状はBクラスの4位に沈んでいる。さらなる高みを目指すうえで、まだ一軍での出番がない選手の動向も気になるところだ。そこで今回は、ここまで一軍出場がないDeNAの選手を取り上げる。(※今季成績は9月4日時点)
髙田琢登
投打:左投左打 身長/体重:178cm/80kg 生年月日:2002年9月18日 経歴:静岡商 ドラフト:2020年ドラフト6位 高卒4年目を迎えている髙田琢登も、一軍のマウンドに立つには時間がかかりそうだ。 静岡県内の世代ナンバーワン左腕と称された高田は、父が監督を務める静岡商でプレー。甲子園には届かなかったものの、高校最後の夏はベスト4入りを果たした。 140キロ台後半の直球を投げるポテンシャル十分の左腕に対し、横浜DeNAベイスターズがドラフト6位で指名。プロへの一歩を踏み出した。 ルーキーイヤーは8月に左肩のクリーニング手術を敢行。翌年もファームで26試合に登板して0勝3敗、防御率5.06と振るわず。中でも制球面が大きな課題となっていた。 昨季はファームで24試合に登板するも、0勝3敗、防御率7.79。34回2/3を投げて39四死球を与えるなど、課題を克服できなかった。 今季もファームでの登板が続いているが、10試合の登板で防御率は10.69。16イニングを投げて13四球を献上するなど、いまだ制球難は改善できずにいる。 昨オフには、同期入団の池谷蒼大(現:くふうハヤテ)が戦力外通告。髙田自身も危機感を持っているに違いない。
ベースボールチャンネル編集部