VW、工場閉鎖を否定しなければスト実施も 労組が警告
[ウォルフスブルク(ドイツ) 30日 ロイター] - ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の労働組合は30日、事業再編について、経営側に工場閉鎖の可能性を排除する用意がない場合、ストライキに突入する可能性があると述べた。 労使は30日から国内工場の閉鎖計画などを巡る2回目の交渉を開始する。 産業別労働組合IGメタルの交渉担当責任者、トルステン・グローガー氏は記者団に対し、従業員が全ての国内工場の存続を期待しているとし「そうならなければ、さらなるエスカレーションを計画しなければならないと断言できる」と述べた。 労組関係者によると、経営側は国内で少なくとも3つの工場を閉鎖し、数万人の従業員を削減する意向。賃金も少なくとも10%削減する。 労組は以前成立した合意の一環で12月まで広範なストライキを実施できないが、労組指導部はできる限りのことを行うと繰り返し警告している。