伊予鉄の市内電車で「重大インシデント」走行中に扉が開くトラブルで立入り調査
南海放送
きのう、伊予鉄道の市内電車で走行中に扉が開くトラブルが発生していたことがわかりました。 国は、これを「重大インシデント」に当たるとし運輸安全委員会が立ち入り調査を進めています。 国土交通省によりますときのう午後5時過ぎ、道後温泉発・JR松山駅前行の伊予鉄道の市内電車が「警察署前」の電停を出発し、走行している最中に左側前方にある扉が開いたということです。 運転士が車両を緊急停止させたため、乗客・乗員およそ20人に車外への転落やケガはなかったとしています。 伊予鉄道によると、扉が開いた原因は現在調査中だということです。 穴井記者: 「午後1時前です。調査官が伊予鉄道本社に入っていきます」 国の運輸安全委員会は、このトラブルが事故が発生する恐れがある「重大インシデント」に当たるとして、調査官3人を伊予鉄道に派遣し立ち入り調査を行っています。 運輸安全委員会によりますと、きょうは車両の確認や運転士からの聞き取りを行い、1年以内を目途に報告書をまとめる方針です。 運輸安全委員会 横飛雅俊鉄道事故調査官: 「(報告書には)再発防止にこういった形の対策が必要であるというようなことも記載する形にはなるかと思います。粛々と調査を進めたいと思います」 伊予鉄道は「原因究明と再発防止に向け、調査に真摯に対応していく」とコメントしています。