好調ナポリ、4連勝でセリエA暫定首位浮上! フィオレンティーナとの上位対決で3発快勝
セリエA第19節が4日に行われ、フィオレンティーナとナポリが対戦した。 フィオレンティーナは前節終了時点で9勝5分3敗の成績で勝ち点「32」を積み上げ、現在は1試合未消化ながら5位につけている。2009-10シーズン以来のチャンピオンズリーグ(CL)出場も狙える立ち位置だ。10月6日に行われた第7節でミランを2-1で破ると、そこから怒涛の8連勝を達成。だが、直近3試合は1分2敗と白星から見放されており、今節は2試合ぶりのホームゲームで4試合ぶりの白星を目指す。 一方のナポリは、アントニオ・コンテ監督に率いられた今季、シーズン序盤から好調をキープ。前節終了時点で13勝2分3敗の成績で勝ち点「41」を獲得し、暫定首位のアタランタと勝ち点で並んだ上で2位につける。現在は3連勝中と状態も悪くなく、敵地での上位対決でも、視線の先には勝ち点「3」しか映っていない。 そんな両チームのゲームで、最初のチャンスを作り出したのはナポリ。18分、敵陣左サイドでボールを受けたレオナルド・スピナツォーラがカットインでペナルティエリア左へ侵入し、右足でニアサイドを狙ったものの、GKダビド・デ・ヘアに阻まれる。それでも、35分にはロメル・ルカクとのワンツーで中央を割って入ったダヴィド・ネレスが、自らドリブルで持ち運んで右足でニア上を射抜き、先制に成功した、 対するフィオレンティーナは35分、敵陣左サイドで顔を上げたリッカルド・ソッティーレが右足でクロスボールを送ると、ボックス内で待っていたモイーズ・キーンが胸トラップから左足でゴールネットを揺らす。キーンの今季12点目で試合を振り出しに戻したかと思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によってキーンのハンドが確認され、得点は認められない。 前半はこのままナポリの1点リードで終了。後半に入ると、序盤の54分に再びスコアが動く。アンドレ・フランク・ザンボ・アンギサがドリブルでペナルティエリア左に侵入すると、1度はボールを失ったものの、奪い返した後でマティアス・モレノに倒され、ナポリがPKを獲得。キッカーを務めたルカクはGKデ・ヘアの逆を突き、ゴール右下にシュートを沈め、ナポリがリードを広げた。 まずは1点を返したいフィオレンティーナは60分、ペナルティエリア内でセカンドボールに反応したロランド・マンドラゴラが右足を振り抜くも、シュートはGKアレックス・メレトに弾き出される。こぼれ球に詰めたルーカス・ベルトランのシュートも決まらず、決定機を活かせない。 すると68分、ナポリはピッチ中央付近でボールを奪ったザンボ・アンギサがドリブルで左サイドを独走し、グラウンダーのボールを中央へ折り返す。ここはクリアされたものの、こぼれ球をスコット・マクトミネイが右足で仕留め、ナポリが勝利を決定付けた。 試合はこのままタイムアップ。この結果、ナポリはセリエAで4連勝を達成し、2025年の好スタートを切ることに成功した。現在はスーペルコッパ・イタリアーナがサウジアラビアで開催されている関係で、優勝争いを繰り広げるアタランタ(※対戦相手が同大会出場していたユヴェントスのため)やインテルのゲームは後ろ倒しでの開催となるため、暫定ながらも首位に浮上している。一方で、フィオレンティーナはこれで公式戦5試合勝利なしとなった。 次節、フィオレンティーナは13日に敵地でモンツァと、ナポリは12日にホームでヴェローナと、それぞれ対戦する。 【スコア】 フィオレンティーナ 0-2 ナポリ 【得点者】 0-1 29分 ダヴィド・ネレス(ナポリ) 0-2 54分 ロメル・ルカク(PK/ナポリ) 0-3 68分 スコット・マクトミネイ(ナポリ)
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