復活ロードを歩むハレップがケガで全豪オープン欠場を発表「残念ながら再びヒザと肩に痛みを感じました」<SMASH>
女子テニス元世界ランク1位のシモナ・ハレップ(ルーマニア/現877位)が12月26日に自身のインスタグラム(@simonahalep)のストーリーズ(24時間で自動消去される投稿)を更新。出場を予定していた2025年シーズン最初の四大大会「全豪オープン」(1月12日~26日/オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の予選をケガにより欠場すると報告した。 【画像】ハレップはじめ、全豪オープン2022で活躍した女子選手の厳選ショットを一挙公開! 22年「全米オープン」(四大大会)で禁止物質「ロキサデュスタット」の検出と、「生体パスポート」に関わる違反により4年間の出場停止処分を受けたハレップ。今年2月にスポーツ仲裁裁判所(CAS)の審理で勝訴し即時復帰が可能になると、3月には「マイアミ・オープン」(WTA1000)で本戦ワイルドカード(主催者推薦)を得て約1年7カ月ぶりに復帰を果たした。 その復帰戦でヒザを負傷した33歳のハレップは、5月の「トロフィー・クラランス」(WTA125)を最後に戦線離脱。9月の「香港・125 ・オープン」(WTA125)で再びツアーへ復帰すると、先日アブダビで開催されたエキジビション「ワールド・テニス・リーグ」にも出場した。来季の活躍の予感を抱かせ、12月30日に開幕する「ASBクラシック」(ニュージーランド・オークランド/ハードコート/WTA250)と、全豪オープン予選のワイルドカードも得ていた。 しかし今回の投稿で、「ワールド・テニス・リーグ」で再びケガを負ったと明かし、大会欠場の旨を次のように報告した。 「アブダビでプレーした後、残念ながら再びヒザと肩に痛みを感じました。私のチームとじっくり話し合った結果、シーズンを遅れてスタートさせるのが賢明だと意見が一致しました。ASBクラシックと全豪オープンの大会主催者には、ワイルドカードをくれたことに感謝したいと思います。今回、そのチャンスを生かせないのが残念です」 なお、ハレップは母国開催の「トランシルバニア・オープン」(2月3日~9日/ルーマニア・クルジュ=ナポカ/ハードコート/WTA250)から来季をスタートさせる予定。ケガを回復させて、受難の日々を払拭させるようなプレーに期待したい。 構成●スマッシュ編集部