【Krush】池内紀子が国際戦で初のKO勝ち「ファイヤー!」
Krush.167 2024年11月16日(土)東京・後楽園ホール ▼第7試合 Krush女子フライ級 3分3R延長1R 〇池内紀子(POWER OF DREAM/第6代Krush女子フライ級王者) TKO 2R 2分19秒 ※レフェリーストップ ×チェ・ウンジ(韓国/大邱FEARLESS GYM/MAX FC女子バンタム級王者) 【写真】ボディにも強烈なヒザ 池内は2021年3月にKrushでプロデビューすると、POD仕込みのボクシングテクニックで連戦連勝。2023年6月に麻央を判定で破り、10月の王座決定トーナメント準決勝では真優に判定勝ち、2024年1月の決勝戦では麻央を延長戦の末に破り、無敗のまま第6代Krush女子フライ級王座に就いた。戦績は7勝無敗。腰の負傷で今回が約10カ月ぶりの試合となる。 ウンジはMAX FC女子バンタム級(-52kg)王者で、戦績は8勝10敗の30歳。これまで2度MMAの試合で来日しており、2018年6月に-65.8kg契約でKINGレイナと対戦(チョークで一本負け)、2019年5月にはプロ修斗30周年記念大会に出場し、エンセン井上の弟子セラと対戦(判定勝ち)。殴り合い上等のスタイルを見せた。2019年6月には北海道のキックボクシング大会『BOUT』に出場、熊谷麻理奈と57kg契約のキックルールで対戦し、判定で敗れている。また、2023年1月に当時無敗だったMARIAに初黒星を付けた。 1R、池内はガードを上げて左の蹴りを出していく。ウンジはジャブを伸ばすが池内が左ボディブロー。左の前蹴りを多用していた池内が大きく踏み込むと右のヒザ蹴りを想いきりアゴに突き上げた。下がるウンジにパンチで詰める池内が再びヒザを突き上げる。 コーナーへ詰めてパンチをまとめる池内だがウンジはジャブを打ち返して来る。池内はジャブと左右ロー、右ミドル、左右ボディでウンジを下がらせる。それでもパンチを出して打ち返して来るタフなウンジ。終盤は池内の手数に負けない手数をウンジも出した。 2Rも左右のパンチを出して行くウンジ。池内は左ロー、右前蹴りと蹴りからジャブ、ワンツー。ウンジは手を出し続ける。池内はそのパンチをブロックしてのワンツー、右フック。得意の左ボディもしっかり当てる。 池内は左フックをヒットさせるが、それでもウンジは左右の拳をひたすら前に突き出す。池内は右ヒザを突き上げながら前へ出て、前蹴りから右ストレートを何度も突き刺す。ここでウンジにスタンディングダウン。 レフェリーがストップし、池内がプロ初のKO勝ちを飾った。「KO出来たんですけれどダメダメでした。もっと頑張ります。ファイヤー!」と、勝って反省した。
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