トランプ氏、カナダの首相に「米国51番目の州知事になることも」 関税25%課すと宣言
カナダに25%の関税を課すと宣言しているアメリカのドナルド・トランプ次期大統領が3日、カナダ国旗と並んで立つイラストをSNSに投稿した。その真意とは。 【画像】トランプ次期大統領、SNSにカナダ国旗と並んで立ち雪山眺める自身のイラスト投稿 「スイスのマッターホルン」との指摘も
■トランプ氏がトルドー首相に「米国51番目の州知事になることもできる」
トランプ次期大統領(3日の投稿) 「おお、カナダ」 アメリカのトランプ次期大統領は3日、SNSに、カナダ国旗と並んで立ち雪山を眺める自身のイラストを投稿した。 すると、こんな指摘があった。 SNSの投稿(4日) 「それはスイスのマッターホルンです」 これより前の先月29日、トランプ氏はカナダのトルドー首相との会談に臨んでいた。 議題の一つとなったのが、アメリカがカナダに対して抱えている貿易赤字について。トランプ氏は大統領就任後、カナダに対して25%の関税を課すと宣言している。 アメリカのFOXニュースによれば、その場で、こんな会話があったという。 トルドー首相(先月29日) 「カナダ経済は破綻する」 トランプ次期大統領(先月29日) 「アメリカから搾取しなければ生き残れないのか?首相の肩書のほうがいいが、アメリカの51番目の州知事になることもできる」 翌日、トルドー首相は記者団に対し、次のように話した。 トルドー首相 「(Q.会談は生産的でしたか?)すばらしい会話をした」 同席していたカナダのルブラン公安相は、関係は良好だと強調した。 ルブラン公安相 「トランプ次期大統領は冗談を言って我々をからかっていましたが、もちろん本気ではありません。両首脳が冗談を言い合えるのは良いことだと我々は考えています」 しかしカナダのテレビ報道によると、ブリティッシュコロンビア州の貿易担当相は次のように述べたという。 グルマック貿易担当相(3日) 「トランプ氏に言いたいことは一つだ。ここはカナダだ。放っておいてくれ」 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年12月6日放送分より)
テレビ朝日