青木さやか〈新聞とり始めました〉見た目は政治家よりも政治家っぽいが、頭の中はまったくと言っていいほど政治経済のことを知らないわたし
お笑いの仕事だけでなく、女優・エッセイストとしても忙しい毎日を送る青木さん。今回は「物知り風のビジュアルの人として」を綴ります。 【写真】超真剣な眼差しで新聞を読むクティと青木さん * * * * * * * ◆政治家よりも政治家にみえる私 試しに新聞を取ることにした。 見た目は物知り風のビジュアルをしているわたしだ。ビシッと鮮やかなピンクのスーツなど着た日には、政治家よりも政治家にみえる。はきはきとした受け答えもまた政治家が似合いそうな要素が倍増する。15年以上前から蓮舫さんのモノマネができるんじゃないか?やってみたらどうか?仕分け仕分けと叫んでみたらどうか?と言われたものだ。 だが、わたしの頭の中には、政治経済のことは全くと言っていいほど入っていない。知らないのだ。 都知事の名前は知っているが(主に清水ミチコさんのモノマネで存じ上げている。都知事の情報を清水さんの武道館ライブで得るのみってどうなんだ!) この方が実際どのようなことをしていらっしゃるのか、この方が都知事になってどう都に影響を与えているのか、指示したいとか、したくないとか。 正直知らないから、わたしには意見がない。 時々、会話の中で政治経済の話になるとわからないから、ふんふんと聞いてるふりをするが、結局正直者として生きていきたい癖が出て 「わたし、全くわからない!」 と叫びたくなるのだ。 それが今だ。
◆コメンテーターできそうな雰囲気の私 なんとなく、コメンテーターできそうな雰囲気があるが、自分でもわかっているのだ。できない。 何故できないと思うのか、知らないからだ。知っていれば自分の意見を持つことがあるだろう。あるに決まってる。自分の意見発表したい癖だって、わたしには大いにあるのだから。 こんなわたしだが、呼んでいただければ頑張る。一夜漬けをして頑張る。が、きっと足りてないようで話が展開していくとあっという間に適した質問すら検討がつかなくなる。わたしのための勉強会じゃないわけだから、話の腰を折るのは避けたい。流れを止めてまで聞くことなのか、という判断もつかない。 はあ、、、。 とため息ついてテレビ局をあとにする。 自分の意見が言えるようにしたいし お役にも立ちたいし 50歳超えたし 実際政治経済、世界情勢知りたいし。
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