おしゃれ、錫製御神札立て 即席の神棚に 高岡・射水神社、遷座150年を記念
射水神社は、高岡銅器の技術を使って社殿・鳥居などをモチーフにした錫(すず)製の御神札(おふだ)立てを製作した。神棚を設ける住宅が減り、若者に神社に関心を持ってもらうため、「即席神棚」として考案した。29日から授与所で取り扱う。 射水神社は、1875(明治8)年に二上山から現在の高岡公園本丸跡に移転し、来年は遷座150年を迎える。御神札立ては、記念事業として製作された。 企画デザインは日建(富山市)で伝統産業を扱うテイクルーツ事業部が担当、高岡銅器の堀栄(高岡市)が鋳型を作り、製造した。 錫製フレームは縦18センチ、横10センチで、折り曲げると高さ12センチ、奥行き8センチ、幅10センチの神社のお札を立てる飾りになる。二上山を背景に射水神社の社殿、灯籠、階段や境内の樹木の模様が丁寧に表現された。初穂料(料金)は5千円で29日から1年間取り扱う。