再起戦の浜崎朱加が「鈍感なのであまり感じたことがない(笑)」と体力の衰えも約2年ぶりの試合にも不安はなし【RIZIN】
「RIZIN LANDMARK 10 in NAGOYA」(11月17日、愛知・ポートメッセなごや 第1展示館)の前々日インタビューが11月15日、名古屋市内で開催された。 2年2カ月ぶりの復帰戦に臨む初代・第3代RIZIN女子スーパーアトム級王者の浜崎朱加(AACC)が持ち前の鈍感力を発揮し、試合に向けての不安を一掃した。 浜崎は2022年9月の「RIZIN.38」でパク・シウに判定負けした際に試合中に左腕を骨折。ケガの治療もあり試合から遠ざかり、今年2月の佐賀大会での復帰が発表されたが、練習中に左尺骨骨幹部骨折のケガを負い全治5カ月の診断が下され欠場となっていた。 浜崎は「久しぶりの試合なので楽しみのほうが強い」と試合を2日後に控えた心境を口にする。 今回はでシン・ユリ(韓国/team GENIUS)と対戦。ユリは元ROAD FC女子アトム級王者で今年3月の「RIZIN LANDMARK 9 in KOBE」でRIZINに初参戦。RENAと対戦し判定で敗れたものの、右ストレートでRENAの左目じりをカットし出血させるなど追い込む場面もあった油断のならない相手。 ユリについては「打撃が気を付ける点だと思うし、リーチが長いので届かないと思っても届いてくるのかなという怖さはある」と警戒しつつも「私も打撃の練習をしっかりしてきたので、打撃でどこまでできるか試したい。そこでテイクダウンを取れたら極めて一本で勝ちたい」、この試合のテーマを問われた際にも「復活という意味で、しっかり勝ちにこだわる試合、なおかつフィニッシュする試合をしたい」と語り、フィニッシュしての勝利へのこだわりを見せた。 ここをクリアした後については「目指す場所は特に意識していないが、2年間試合をしていないので、いきなり“タイトル目指す”というよりは一戦一戦しっかり勝っていきたい」と語る。また「ベルトへの執着心はない。ないがリベンジしたい気持ちはある。まだ復活して1発目なので、それはいずれ機会があれば」と現王者の伊澤星花へのリベンジも視野に入れた。 現在42歳。年齢を重ねることで誰しも当然、体力的な衰えは出てくるものだが「試合になると練習とは違う息の上がり方もあるかもしれないが、鈍感なのであまり感じたことがない(笑)」と本人はそこは感じてないよう。約2年ぶりということで試合までの気持ちの作り方なども難しいと思われるが「2年前をよく覚えてないんですが(笑)。多分、あまり変わらず過ごせたと思う。2年前と変わらずに過ごせたというのはいいことだと思う」と持ち前の鈍感力を発揮し、特に問題にしなかった。