西田敏行さんにあこがれ俳優の道へ…鈴木浩介「徹子の部屋」で号泣 西田さんからかけられた愛情深い言葉を告白
俳優の鈴木浩介(50)が3日放送のテレビ朝日系「徹子の部屋」(月~金曜・午後1時)に出演。10月17日に死去した西田敏行さん(享年76)からのメッセージVTRに号泣し、思いを語った。 【写真】西田敏行さんの最後の会見 小学4年の頃に見たドラマ「池中玄太80キロ」を見て、西田にあこがれたという鈴木。北九州市の出身で、地元・福岡の大学に行くこともできたが、「東京に行かないと西田さんに会えないというのを頭の片隅に思っていて」、青学大への入学を機に上京。西田が所属した劇団「青年座」の研究生となった。 2年間の研究生を経て座員となり、西田が出演する舞台を見に行き、初めて楽屋にあいさつに行くと、西田から食事に誘われ、高級ホテルで一緒に食事。たまたま同じタイミングでトイレに行ったときに、用を足しながらかけられた言葉が忘れられないという。 「西田さんは『僕にあこがれてこの世界に入ってくれてありがとう。うれしいんだけど、これからは同じ舞台に立つ仲間だから、あこがれじゃなくて仲間だから、よろしくね』っておっしゃってくださって、追っかけてきてよかったなって思える人柄の方だった。それを超える愛情深い方だった」と西田の言葉を明かした。 ここで、2015年に鈴木が「徹子の部屋」に出演した際に流された西田さんからのメッセージが紹介された。当時独身だった鈴木に「所帯を持ちたいという気持ちはあるんじゃないかな。それに対する焦りみたいなものもあるかもしれないけど、人生のパートナーはじっくり時間をかけて、ゆっくり選んだらいいんじゃないかな」と、父親のように優しい表情で話す西田さんの姿に、鈴木は号泣。「独身時代、よく声をかけてくださって、よくいろんな所で(一緒に飲んだ)」と話した。 西田さんとは映画「劇場版 ドクターX」(6日公開)の記者発表会で10月8日に会ったのが最後になった。西田さんの“遺作”でも共演する形になった鈴木だが「2人の写真ないんですよ。写真撮っていただけないですか?って一度も言えたことないんです。常に背中を見続けてきて、あこがれの人ですね…」と話しながら、また涙があふれて止まらず、ハンドタオルで何度も拭っていた。
報知新聞社