マッツ・ミケルセン「ライオン・キング:ムファサ」でもやっぱり悪役 「気にしないよ。米国流とはそういうもの」
人の評価はコントロールできない
「ダンサーになろうとか俳優になろうとか、野心を持っていたわけではなく、その時やれることだけに集中して、真剣に取り組んできた。いま出演している映画が一番大事だと。5年後にこうしたいなんて計画を立てたら、今がおろそかになってしまう。ゴールに到達できないことを恐れることはない。人に気に入ってもらえるかどうか、自分ではコントロールできないだろう。だから最善を尽くす。その積み重ねがキャリアになったんだ」 今夢中なのは、家の改築だという。「あと1、2年かかりきりだな。古い家を建て直して家具を入れ替えて、とても楽しいよ」。毎年のようにコミコンで来日し、熱烈なファンも多い。日本のゲームクリエーター小島秀夫のビデオゲームのメインキャラクターとして出演している。日本映画にも出演して。「ぜひ!」。といっても、ハリウッド俳優の出演料は、日本ではちょっと……。「いやいや、デンマークだって予算は大きくないよ。衣装は自腹で持ってくるから」
ひとシネマ編集長 勝田友巳