結婚式場の予約から数カ月放置? 結婚式の準備ができない27歳が知った「式場側の事情」
結婚式の準備はいつから始めるか
11月、10月、5月は挙式月の人気ベスト3。そんな結婚式のベストシーズンの今月、5000組以上のウエディング相談実績を持つ「トキハナ」は、都内スタジオにてプレ花嫁に向けた「プレ花ピラティス体験会」を主催した。 現在10歳と7歳の娘を持ち、『第16回ベストマザー賞2024』を受賞したタレントで身体美容家の優木まおみさんをゲスト講師に迎えたピラティスの特別レッスンは、会員の結婚式準備をサポートする「花嫁準備プログラム」の第一弾だという。 【写真】結婚式場予約後に花嫁がプランナーから放置されてしまった理由は… 初めての企画に参加者からは、「最初は緊張していましたが、とても気持ちよくピラティスができました。優木まおみさんを目の当たりにして、改めて美容・運動のスイッチが入りました」「普段デスクワークで巻き肩なので、ピラティスで体が伸びて気持ちよかったです」「分かっていても自分だけだとなかなか準備に動けないので、花嫁が参加したくなる内容など、これからも導いていただけると嬉しいです」などの声が寄せられたという。 結婚式にまつわる後悔を、先まわりして回避する式場選びのサポートをする「トキハナ」のウエディングカウンセラーの神田裕子さんの連載。 結婚式前には決めるべきことがたくさんあり、式場担当者と具体的な進行や演出をひとつひとつ決めていく必要がある。だが多くの場合、式場の契約は1年~半年前にしても、そこから「打ち合わせスタート」までに3カ月から半年以上もの「何もしない時間」があるという。 カップルからは「やりたいことがたくさんあったのに準備の時間が足りなかった」と言う声も出る中で、なぜこんなに長い「空白期間」があるのか。 前編「『結婚式は早めに準備したい』1年前に式場予約した27歳女性が驚く「『準備できない』現実」では、そんな「空白期間」に放置されてしまった、神田さんが通うピラティスのインストラクターについてお伝えした。来春の結婚を控えワクワクしていたのに、式場契約から数カ月経つうちに、結婚式へのモチベーションがすっかり低下してしまったのだ。 「何をしたら良いか分かんないんですよね。せっかく早めに式場を決めたのに、準備したくても何も出来ないっていうか」と神田さんにこぼしている。 神田さんも「空白期間によっていったんリセットされてしまった結婚式へのモチベーションを取り戻しながら、短期間で準備を行うのは正直とても大変なこと。『もっと早く準備を始めたかった』『細かな情報を打ち合わせ前に知りたかった』という声もある」と書いている。 後編では、式場契約後から結婚式の準備までに半年から、長ければ1年近くも「空白期間」ができてしまう式場側の事情を神田さんの執筆でお届けする。