引退会見を行った新日本プロレス棚橋弘至社長

　2026年1月4日、東京ドーム大会での引退を表明した新日本プロレス選手兼社長の棚橋弘至（47）が23日、都内で会見を行い、引退までに「所属選手全員とシングルマッチをできたらなと。デビューしたてのヤングライオンから先輩レスラーまで、何か残せるものがあるんじゃないかなと考えてます」とプランを明かした。 　所属全選手との対戦ということで、ベルトが他団体へ流出していなければIWGP世界ヘビー級王者とも戦うことになる。棚橋は「僕は、どうしたら引退する気持ちになるのかな？　と思ったんですね。やっぱりレスラーとしては1番を目指さなくなった時が引退を決意するタイミングかなと思ってまして。なので、IWGP世界ヘビーは僕、1回挑戦して負けてしまって（ベルトを）巻いてないので。引退試合までに、IWGPの世界ヘビーにたどり着く。引退試合がIWGP世界ヘビーで、勝ってしまったらどうしようって思いはあるんですけど。そしたら現役続行って言うかもしれないし（笑い）。なので、そういうのが勝手に思い描いている理想の引退ですかね」と最後の試合がIWGP世界ヘビー級王座戦になる可能性も言及した。 　会見の最後にはハウス・オブ・トーチャー（HOT）のEVILが乱入。「テメエみてぇなよ、クソ弱ぇ、引退に追い込まれたレスラーが、こんな会見開いて、なに偉そうなことぬかしてんだって言ってんだよ、この野郎！　テメエの死に場所はよ、俺の手のひらの中なんだよ。オメエに意見なんてねぇんだよ。なんでかわかるか？　この会社はよ、俺の会社なんだよ、この野郎！　テメエの死に場所はよ、2025年1月4日東京ドーム。そこで全て終わりだ。お前のよ、思い描いた思い出作りなんてよ、全てぶち壊してやるからな！」と暴言を吐いて去っていった 　これを受け棚橋も「1月4日でEVILをぶっ倒して2025年、最高のスタートを切ります。それで引退ロードに勢いをつけて、コンディションも上がっていって。まあ見ててくださいよ。僕の調子のバロメーターは腹筋が割れているかどうかなんで。まずはバキバキの腹筋でEVILを威嚇したいと思います」と、来年1・4東京ドーム大会での引退ロード第1戦の相手はEVILを決定した。【千葉修宏】