40~50代、キメもハリも激減!「最近『肌の衰え』がヤバい」更年期世代にメリットいっぱいの栄養効果で、肌ツヤ復活!【ビタミンE】
血行をよくして肌ツヤを高める栄養素
血行をよくするには、生活習慣の改善が大切です。 ここでは、生活習慣の改善のなかでも比較的取り入れやすい、血行をよくして肌ツヤを高める栄養素をご紹介します。 1.ビタミンE ビタミンEは、ひまわり油やアーモンドうなぎ、さけなどに多く含まれている脂溶性ビタミンです。 血管を拡げて血行をよくする効果が期待できます。 また、強い抗酸化作用で血管のしなやかさをキープすることで、血行不良の予防にも役立ちます。 女性のビタミンEの摂取目安量は、30~49歳で5.5mg/日、50~64歳で6.0mg/日です。ビタミンEは体内に蓄積されやすいため、30~64歳の女性の耐容上限量が700mg/日と定められています。 2.ビタミンAやC ビタミンAやCなどの抗酸化作用のある栄養素は、ビタミンEの抗酸化作用をさらに強力にする働きをもっています。 また、ビタミンAはターンオーバーの促進やコラーゲン・ヒアルロン酸の増加、ビタミンCはシミの予防やコラーゲンの生成促進の効果が期待できます。キメが整いハリがアップすることで、肌のツヤがより高まるでしょう。 ビタミンAはレバーやうなぎ、乳製品(チーズ、バター)などに多く含まれています。ビタミンAの1日の摂取推奨量は、30~64歳の女性で700μgRAE/日です。 脂溶性ビタミンのため、耐容上限量である2,700μgRAE/日を超えないように気をつけましょう。 ビタミンCは、果実類(いちご、キウイフルーツ)や緑黄色野菜(赤パプリカ、ブロッコリー)などに多く含まれています。成人女性のビタミンCの摂取推奨量は100mg/日です。 あまった分は体外に排泄されるため、耐容上限量は定められていません。 ▶つづきの【後編】では、栄養素を効果的に摂取する方法、肌ツヤアップにおすすめの漢方薬ってどんなものがあるの?……について、お届けします。
あんしん漢方/薬剤師・薬膳アドバイザー 山形ゆかり