ロドリ、ストライキを示唆しながら過密日程に苦言「本当に心配だ。苦しんでいるのは僕たちだ」
マンチェスター・シティに所属するスペイン代表MFロドリが、増加する試合数について言及した。17日、イギリスメディア『BBC』が同選手のコメントを伝えている。 欧州サッカー連盟(UEFA)は今シーズンよりチャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)、カンファレンスリーグ(ECL)のフォーマットを大幅に変更。出場枠の拡大やリーグフェーズ制への移行により、参加チームの出場数が増加する。また、32チームが出場するクラブワールドカップも来夏に予定されており、主要コンペティションに参加するクラブは、かつてない過密日程を強いられることになる。 リヴァプールに所属するブラジル代表GKアリソンが、「試合数が増えることについて僕たちがどう思っているかはみんな理解している。うんざりしているんだ」とコメントするなど、すでに一部選手が苦言を呈している今季の過密日程。そんななか、メディアからストライキの実施について問われたロドリは、「その方向に向かっていると思う」と見解を示しつつ、「選手たちの一般的な意見だが、このままでは他に選択肢はない。本当に心配だ。苦しんでいるのは僕たちだ」と語った。 また、適切な試合数について問われると、「僕の経験から言うと、60試合や70試合は難しい。40試合から50試合の間が、最高のパフォーマンスを発揮できる試合数だ」と回答。続けて、「すべてはお金やマーケティングのためではない。それはショーの質についてだ。僕の考えでは、疲れていない時の方がいいパフォーマンスができる。人々がより良いサッカーを見たいのであれば、休息が必要なんだ」と自身の考えを口にしている。 さらに、選手協会のCEOを務めるマヘタ・モランゴ氏もロドリの発言を耳にした様子。「組合として、私たちはすでにこれに異議を唱えるため法的措置をとっており、選手たちは今、変革を迫るためにどのような選択肢があるのか、公然と話し合っている」と述べながら、「試合を運営する者は今こそ注意を払い、耳を傾けるべきだ」と過密日程の改善を促した。
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