秋の味覚、黒枝豆「解禁」 黒大豆完熟前に味わう逸品 たる開きで旬の到来告げる/兵庫・丹波篠山市
全国ブランドとして名高く、日本農業遺産にも認定されている兵庫県丹波篠山市の特産「丹波篠山黒枝豆」の販売が7日、解禁された。大粒で甘みが強く、独特のコクがある黒枝豆。販売は多くが10月いっぱいで、今だけ食べられる旬の味覚だ。 おせち料理などに使われる黒大豆が完熟する前の状態で味わう逸品。同市は旬の到来を告げることや、生産者、販売者により良い品質で販売してもらうことを狙って、2006年から毎年解禁日を設定している。
同日、黒枝豆を栽培している篠山産業高校のほ場で解禁セレモニーが開かれ、関係者らが「たる開き」をして解禁を宣言した。今年は高温少雨の影響で生育がやや遅くなっているという。 黒豆畑の直売所など市内約100カ所で販売され、遠方からも多くの人が買い求めに訪れる。収穫する時期によって味が違い、中旬以降から販売する農家もある。