「吉本興業に入るため東大入った」中国からお笑い極めに来た芸人 M-1で「そんなやついるかぁ!」な理由
「やりたいことはいっぱい」
今年、大学院2年生ということですが、ビザの問題は……? 「M-1の3回戦と重なっていた大学院の必修授業を欠席したから、留年確定なんです(笑)。専攻の先生から直接、『必修の授業を受講してないんだけど』と連絡がありました。『今日だっけ!?』みたいな感じでした」 来年度は学生としての本分を全うしつつ、芸人活動も続けるそうです。 ただ、東大の卒業生と話すなかで就職の道も意識し始めました。 「最近はM&Aの企業のインターンもやっています。いろんな知識を身につけたら、将来は情報番組のコメンテーターとしても活躍できるかもしれない。物理や理系の話もできるし、分かりやすくおもしろい説明もできるので、そこも目標の一つかな。核にあるのはお笑いで、やりたいことはいっぱいです」 すべては、日本でお笑いを続けるためーー。 「最近は本当に、(大学院で専攻している)地球の将来のエネルギーの話より、目の前の人々に心のエネルギーを与えるほうが生きがいを感じます(笑)」と話す、いぜんさん。 いつか賞レースで、「チャイナボケマシーン『いぜん』」と紹介される日を想像し、今この瞬間を楽んでいます。