70年代ボーホー風ヘアトレンド「バタフライカット」が復活!
2024年8月中旬にロンドンのウェンブリー・スタジアムで行われたテイラー・スウィフトのワールドツアー『The Eras』の公演で、オープニングアクトを務めたスキ・ウォーターハウス。彼女は人生の目標を実現させたと公言したこの日、エフォートレスなボーホー風ファッションに身を包んで登場した。そのルックを特徴づけたのは、幻想的で浮遊感のある「クロエ」のドレスと、羽ばたく蝶のように見えることから名付けられた、「バタフライカット」と呼ばれるボーホー風のヘアスタイルだ。 【写真】バタフライやカーテンバングス… 70年代の人気ヘアスタイルを振り返る デイジー・エドガー=ジョーンズが新作映画『ツイスターズ』のプレスツアーでまとった衣装や、モダンなボーホースタイルのミューズ、シエナ・ミラーの影響も後押したことで、ボーホーファッションが今トレンドに返り咲いている。そして、前述のバタフライカットも、最近復活を遂げている70年代風トレンドのひとつ。ファッションと同様に、このヘアカットもモダンなレイヤーや新しいミューズたちによって再構築され、新鮮で現代的な雰囲気を醸し出している。よみがえったこのヘアスタイルの特徴やスタイリング法について、ここでおさらいしてみよう。 From ELLE UK
バタフライカットとは?
ロンドンのヘアサロン「ニコラ・クラーク」のシニア・スタイリストであるジョエル・ゴンカルヴェス氏は、このカットについて次のように語っている。 「バタフライカットは1970年代に誕生しました。おそらく、当時流行していた短い前髪を伸ばしたことで、このスタイルが生まれたのでしょう」「このヘアスタイルを最初に流行させたのは、俳優のファラ・フォーセット(写真)で、その後すぐに当時最も真似されたヘアスタイルになりました。90年代にシンディ・クロフォードのアイコニックなヘアスタイルになるまで、バタフライカットは10年以上も流行し、常に進化し続けていました」
70年代のシャグカットやフェザーカットからインスピレーションを得たこのモダンな髪型は、クラシックなスタイルに新鮮なアレンジが加えられている。 最近のバタフライカットは、ファラ・フォーセットのように左右対称のレイヤーを採用しているものの、ボリュームと大胆さが少し抑えられている。写真のシドニー・スウィーニーのように、顔まわりには丸みを帯びたレイヤーが入っているが、頭頂部から毛先にかけて入れられた短いレイヤーは、それほど目立たない。