【BCジュベナイルターフスプリント】エコロジークは1番人気で8着 ルメール「経験不足もあって…」
ブリーダーズカップジュベナイルターフスプリント [GⅠブリーダーズカップジュヴェナイルターフスプリント=2024年11月1日(日本時間2日)2歳、デルマー競馬場・芝1000メートル] 日本馬が大挙、19頭も乗り込んだ今年のブリーダーズカップ。毎年、持ち回りで2日間にわたって開催される米国競馬の祭典は、2歳馬による芝の電撃戦で幕を開けた。1頭が出走を取り消して12頭立ての争いとなったが、地元米国馬は4頭だけ。アイルランドから4頭、英国から3頭、日本から1頭とバラエティーに富む顔触れがそろった。 日本から臨んだのはルメールとタッグを組んだ米国産馬エコロジーク(牡・森秀)。日本馬としてはこのレース初参戦となったが、新馬戦を5馬身差で圧勝し、続くカンナSは2歳日本レコード(芝1200メートル=1分07秒2)で制した素質馬は、現地でも堂々の1番人気に推されてレースを迎えた。 スタートダッシュが今ひとつだったエコロジークは中団馬群でもまれる形。直線入り口では外にはじかれるような面もあり、最後は伸び切れず8着に終わった。勝ったのはCキーン騎乗のアイルランド馬マグナムフォース。勝ちタイムは56秒36(良)。 エコロジークのルメールは「周りの馬が速かったです。横の馬に来られて、控えないといけなくなった。踏ん張ってはいるけど、経験不足もあって厳しいレースになってしまいました」と振り返り、森秀調教師も「初めて前に入られて、かぶされてきつかった。もう少し外枠ならもっとマシだったかもしれません」と経験のない厳しい競馬を敗因に挙げていた。
三嶋 まりえ