【危険】寝たきりの高齢者がかじられることも…東京都心でネズミ急増!体長40センチ超の“特大ネズミ”も 区などによる駆除大作戦が決行
「ごみを放置しないこと」が重要に
ある町の町会長も、「区長が顔を出してくれると、飲食店や町会の皆さんの団結力が上がる。対策にとても協力してくれています」と話す。 樋口区長は、「ネズミは『サルモネラ菌』などの細菌を媒介する衛生上の問題や配管とか電線をかじるということで経済的な損失もあります。区内では10月に神田駅でネズミの体を通して通電したと思われる火事も発生しました。 また、寝たきりの高齢者の方が室内に入ってきたネズミを追い払うことができず、体をかじられてしまったという事例の報告を受けています。ネズミの被害を防ぐためには、極めて具体的に取り組まなければいけないと考えています。 大きくは2つです。とにかく餌場となるごみを放置しないこと。2つ目は隠れ家となるような巣をなくしていくことです」と話す。 この町会では、飲食店などが決められた時間にゴミを出すことにしたほか、ごみ袋の路上出し原則禁止、ネズミが入れないように、ごみをふた付き容器に入れて出すことに変えた。 区の清掃事務所、保健所、そして飲食店を含む地域が一体となった取り組みを行うことで効果を上げている。 対策のポイントは、ネズミにえさを与えないこと。 ネズミはえさと巣があれば、どんどん増え続けるので早めの対策と継続的な対策が重要だ。 (執筆:フジテレビ社会部 大塚隆広)
大塚隆広